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お棺に入れていい物とダメな物
もし「このことについて聞きたい」などの質問がございましたら、お気軽に当会までご連絡下さい。
さて、今回のお話は「お棺に入れていい物とダメな物」についてです。
お棺に入れてもいい物は?
お葬儀の最後にはお花を手向けてお別れをします。そのときにはお棺へ一緒に副葬品を入れることもできるのですが、入れていい物とダメな物とがありますので気をつけて下さい。
なお、お棺に入れてもいい物とは、基本的に「燃える物」であることです。
その一例を以下にまとめましたので、参考にして下さい。
お棺に入れて良いもの
・趣味の品~本(一部例外あり。後述)、絵画、化粧品など
・食べ物・飲み物・嗜好品~和洋菓子、果物(一部例外あり。後述)、お茶・コーヒー・お酒などの飲料(紙パックのもの)、タバコ(一部例外あり。後述)など
・洋服・着物・小物類~スーツ、コート、ジャケット、シャツ、スカート、カーディガン、ストール、マフラーなど
また、食べ物はOK ですので生前好きだった料理を入れてあげるのも良いかもしれません。
お棺に入れてはいけない物は?
次にお棺に入れてはいけない物についてですが、「燃えない物は全般的に不可」です。当然ですが爆発物や薬品類も該当します。
ですので、故人様が愛煙家で大事に使っていたライターがあったとしても、それは入れることはできません。
また、先に入れていい物として紹介した本についてですが、「分厚いものなどは例外」となりますので注意して下さい。
お棺に入れてダメな物
・金属類、陶器類、ガラス類、カーボン類~貴金属、宝石、眼鏡、腕時計、杖、ゴルフクラブ、釣り竿、缶ビン
・燃えにくいもの・水分が多いもの~分厚い書籍、アルバム、布団、果物丸ごと
ひとくちメモ~「棺」という字について
それでは最後に今回よく出ている「棺」という字についてのお話をしてシメさせていただきます。
「棺」には「柩」という書き方もあるのはご存知かと思いますが、これらの字は一体どういう違いがあるのでしょう?
実はこれは、故人様が入っているかどうかによって使い方が変わるのです。
よっては故人様が入る前は「棺」、入ったら「柩」になります。
柩という字の右片には箱の中に「久」という文字が入っていますが、これは亡骸が入った棺桶の状態を視覚的に表したものだと言われています。